キナバル山報告
山下 賢祐(15期)
軽装備で登れるボルネオ島の4千M峰を紹介します。
今回はクアラルンプールからのアプローチを入れて3日間の日程でした。
初日 06/07/27
空路コタキナバル着 車チャータ 2時間で峠のホテルへ 標高1500M

二日目 06/07/28
8:00 登山事務所でID受け取る さらに車で15分1900M地点の登山口まで移動 運転手から(RM3)100円で杖購入
8:20 登山開始 原生林の中 宝満山の登りを思い出す 整備された登山道に感心 30分毎にシェルター+水場+水洗トイレあり
13:30 3320M地点 今日の宿に到着 簡易ホテル並みから山小屋程度までの宿泊施設あり 私の予約宿は中位4人相部屋 2段ベッドx2 他の3人はブルネイから 全員オイルビジネス関係 日本は一番の輸出先と言うことで話し弾む
18:00 就寝(の努力)
三日目 06/07/29
1:30 起床 ラーメン食す 当然眠い
2:30 水と軽食携帯しピストン出発 満天星空 階段とロープ場の連続を一時間我慢の登り
3:40 3810M サヤサヤのチェックポイント着 一気に500M稼ぐ かなりの頭痛 ここからはダラダラ上り 登山道にはずっとロープか印あり ユックリ年相応に歩くことにする
5:20 4095M 頂上に立つ まだ真っ暗
5:40 明るくなるに従い眼前に広がる大パノラマに感激 頭痛雲散霧消 しかし期待されていた御来光は雲に隠れて見えず残念
6:00 体が冷えきる前に下山開始 足取りも軽く1時間半で800M下りきる
8:00 シャワーを浴びレストハウスで朝食 其迄好調子
8:30 荷物パックし下山開始 2500M辺りからペースダウン 足が前に出ず
13:00 予定より1時間遅れで1900M登山口に到着

登山道と施設がよく管理維持されている安全な山でした。さすが世界遺産です。
熱帯雨林の植生、スケールの大きな岩峰の景観、それにボルネオの異文化を堪能できます。
単独行で不案内でしたのでガイドを雇い、荷物も持ってもらいました。若い人からお年寄りまでかなりの登山客です。3000Mまでは全く雨林の中、日光が遮られているので体力消耗も少なく歩きやすいです。3600M付近までシダ、コケ、ラン、石楠花など多くの種類の植物を観察できました。しかしラフラシアや大型鳥類は別の所に行かないと見れないようです。帰りはコタキナバルの市場で土産探しも楽しめます。
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