小秀山登山
土井英司(11期) 斉藤寛(13期)
赤牛岳山頂
10月20・21日(土日)に13期斉藤寛,11期土井英司の2人で,知る人ぞ知る裏木曽の名峰小秀山(1,982m)に行ってきました(200名山に入っています)。小秀山は,御嶽山の南,岐阜・長野の県境,阿寺山脈の最高峰で展望が良いことで有名です。紅葉にも期待し,出かけました。
斉藤 寛
10月20日(土)・・・・・快晴  

土井さんの車に同乗させてもらい,中央道中津川インターで降り,登山口である乙女渓谷のキャンプ場駐車場でテントを張りました。 20日の夜は夕食時から小雨が降り出したりして,天気が心配でした。


10月21日(日)・・・・・快晴

翌21日の朝は快晴でした。 小秀山へのコースは,渓谷沿いに谷をつめて登る二ノ谷コースと林道を歩き尾根を登る三ノ谷コースがあります。今回は三ノ谷コースをピストンすることにしました。往復約8時間です。実際のコースタイムは下記に記しました。
三ノ谷コースは林道を30分強歩き,三ノ谷登山口からヒノキの造林地の急斜面に取り付きます。あとはひたすら2時間半尾根道を登ります。早朝は風も強く,さすがに冷え込んでいて,登山道には霜が降りていました。久しぶりに霜柱を踏んでの登山でした。
二ノ谷コースとの合流点からは稜線上の岩の多い急登となり,登りきったところが兜岩という岩峰で,一気に眺望が開けます。御嶽山の雄姿が行く手に現れ,遥か北西の方角には,なんと雪を被った白山が雲の上に頂きをのぞかせていました。さらに御嶽山の左の稜線の先には,遠く北アルプス笠ケ岳の鋭く尖った頂きを見ることができます。笠ケ岳も雪で真っ白でした。
御嶽山の姿を見,心が逸りますが,これから4つほどピークを越えていきます。一ピーク越えるたびに平坦な高原になり,第三高原を過ぎると,やっと小秀山が見えてきました。
乙女渓谷キャンプ場
兜岩から御嶽山
第3高原から見た小秀山

見事に紅葉した木々もありましたが,小秀山の紅葉は,時期的には少し早かったようです。
兜岩から50分弱で小秀山の頂上に着きました。頂上は10人いれば1杯になるような狭い頂上ですが,眺めは想像を遥かに超えた360度の大パノラマでした。眼前に雄大な御嶽山南面の岩峰が迫ってきます。雪を掃いた岩肌がすごい迫力です。御嶽山の左には遠く白山,正面には御嶽山の肩越しに北アルプス,東に目を転ずれば中央アルプス,その先に雪を頂いた南アルプス,そして南東には恵那山をはじめ重畳とした山並みが続いています。昼食をとりながら,50分ほど頂上で大パノラマを満喫し,往路を引き返しました。  小秀山は,思っていた以上に素晴らしい眺望の山です。関東からは遠いですが,名古屋,関西方面の方々には,お勧めの山です。
紅葉
紅葉

[コースタイム]
10月21日

5:00 起床

6:00 キャンプ場出発

6:35 三ノ谷登山口着

8:35 二ノ谷コースとの分岐

9;00 兜岩着

9:47 小秀山頂上 昼食

10:30 頂上出発

11:13 兜岩

12:50 三の谷登山口着

13:20 キャンプ場着
頂上からの御嶽山
頂上からの白山
中央・南アルプス方面 恵那山方面
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