日本の野鳥の世界
第51回 ダイサギ

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@ ダイサギ
(06.4 練馬区光ヶ丘公園)
みの状の飾り羽になったダイサギ
ダイサギは白サギ類のなかで最も大きなサギで、関東地方から九州にかけて繁殖します。繁殖期には背から「みの状」の飾り羽が出てくるとともに、目先が緑青色に変わります。冬季は南に移動しますから九州では一年中見ることが出来ます。冬季には嘴が黄色に変わりますので田圃等で大きなサギを見つけたときに嘴が黄色であれば「ダイサギ」ということになります。
写真@Aは光ヶ丘公園のサンクチュアリの池に現れた繁殖期のダイサギですが、目元の緑青色と飾り羽がとてもきれいでした。水面に浮かぶ植物はスイレン、白い斑点は櫻の花びらです。そのスイレンは今(6月中旬)満開です。ゆっくり池の中を歩いていましたが、しばして見事に魚を捕らえました。写真Bは繁殖を終えたダイサギが田圃で餌を探しているところですが、嘴が黄色に変色を始めています。

A ダイサギ
(06.4 練馬区光ヶ丘公園)
餌の魚を捕らえたダイサギ
B ダイサギ
(05.6 埼玉県庄和町)
繁殖を終えたダイサギ
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水辺の留鳥(5)