日本の野鳥の世界
第46回 シジュウカラ

目次へ

@ シジュウカラ
(2005.4 練馬区光ヶ丘公園)
水場の周りに掛けてある巣箱に巣材の苔を運ぶシジュウカラを見つけました。子育ての準備に夢中なのか、ほんの数メートル前の苔を一生懸命集めていました。
日本に生息するカラ類5種類はすべて留鳥で繁殖しますが、その中で最もポピラーなものがシジュウカラです。2月の下旬から大きな木のテッペンで囀り始めますが、森のある公園ではあちらこちらで囀りますからすぐに見つけることが出来ます。まさに春を感じさせる野鳥です。
街の公園や自宅の庭で巣箱を置けば子育てをしてくれますので、間近で観察することが出来ます。また冬に庭先やベランダの餌台にひまわりの種を置いておけば、1個づつ口に銜えては枝先に移り、足で種を押さえて嘴で上手に殻を剥いて食べます。
白い頬と胸の黒いネクタイが目立つ可愛らしい野鳥です。
A シジュウカラ
(2005.3 練馬区光ヶ丘公園)
枝で一休み中のシジュウカラです
目次へ

街に棲む野鳥(1)