日本の野鳥の世界
第42回 淡水ガモ(1)

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@ オナガガモの群
(06.1 福島市・阿武隈川)
カモの仲間(2) 
淡水ガモ(1) (オナガガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ)

淡水ガモは潜水しないのが特徴で、水面で逆立ちになり首を水中に入れて水草、藻などの餌を採りますが、一部には短時間の潜水を する変わり者もいます。私も八ヶ岳の自然公園でカルガモが潜るのを見たことがあります。
オナガガモは最もポピラーなカモで、湖 沼、池、川などで見られ、最近は増える傾向にあります。
ヒドリガモのオスは頭部のオレンジ色の頭央線が特徴でピーピーと可愛い声で鳴きます。
マガモのオスは頭部が鮮やかな緑色ですが 、日陰では紫色や黒色に見えます。
オナガガモ、ヒドリガモ、マガモはオスは鮮やかで美しい色で、メスはいずれも褐色系の地味な 色をしていますが、カルガモはオス・メスほぼ同色で区別がつき難い厄介者です。
アヒルはマガモとカルガモの交配種ですが、鳴き声はマガモとほとんど同じです。
A オナガガモの食事
(06.1 福島市・阿武隈川)
オナガガモが阿武隈川の澱みで一斉に朝食のために水中に首を突っ込み逆立ちになっているシーンを撮ったものです。
B ヒドリガモ ♂&♀
(05.12 東京都葛西臨海公園)
C ヒドリガモ ♂
(05.12 東京都葛西臨海公園)
水面で見ること多いヒドリガモの小群が陸に上がって休息していました。珍しいのでシャッターを押していたところ子供が 近づいたために飛び上がったところが写っていました。
D マガモ ♂&♀
(05.12 東京都葛西臨海公園)
カモたちは日本に着てから12月から1月にかけて繁殖に備えてペアリングが出来ます。写真Dはマガモの番です。
E カルガモ ♂&♀
(06.4. 東京都光ヶ丘公園)
カルガモはオス・メスほとんど同じ色ですが、オスの頭周りの模様がはっきりしています。写真は左側がオス、右側がメス の番ですがシャッターを押す少し前に、交尾をしていました。
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水辺のの冬鳥(8)