日本の野鳥の世界
第37回 オオバン

目次へ

@オオバンの小群
(2005.2 さいたま市 彩湖)
オオバンは体全体が黒で嘴から額にかけては白いクイナの仲間です。第7回「早生成の野鳥」で紹介したバンと同じ仲間ですが、バ ンは体の色は同じ黒ですが嘴から額にかけては真っ赤でオオバンより少し小型です。
オオバンは関東以北からシベリアでは繁殖しますが、関東以南では冬鳥として渡来し冬季は群れで生活するものが多いのですが、バ ンは全国で繁殖します。バンとオオバンの違いを示すためここでは両方の写真を掲載します。今年の冬鳥は例年になく極端に飛来数 が少ないのですが、なぜかオオバンだけは関東周辺は多く飛来しています。三番瀬、葛西臨海公園、彩湖などではカモ類など他の水 鳥が少ないので、オオバンだらけの感じでした。
A バン
(2001.4 谷津干潟)
B 陸で食事するオオバン
(2006.1 さいたま市 彩湖)
C 陸のオオバンの小群
(2006.2 船橋市 三番瀬)

目次へ

水辺の冬鳥(5)