日本の野鳥の世界
第30回 タシギ

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タシギ@ 葛西臨海公園
タシギはユーラシア大陸や南北アメリカ大陸に広く繁殖地を持ち、日本には旅鳥または冬鳥として全国の水田、沼地、湿地、川岸等に多数飛来するシギの仲間です。
嘴が長く、全体茶褐色の色合いの地味な鳥で、背中の3本の黄白色の筋状の模様が枯れ草と紛らわしく、身を隠すカムフラージュ効果を持っているのが特徴です。
長い嘴を泥の中にせわしく垂直に刺し込み主に夜間に餌を採りますが、安全な場所では昼間もよく行動します。
写真@、Aは05.12葛西臨海公園の淡水湖の観察舎から番と思われる二羽のタシギを至近距離から撮影したものです。
タシギは27cmの大型のシギですから、ズームを絞って撮影しましたが、日陰でしたので良い色に撮影出来なかったのが残念です。
タシギA 葛西臨海公園
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水辺の冬鳥(2)