日本の野鳥の世界
第24回 オナガ

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オナガ@
オナガは福井、岐阜、愛知を結ぶ線以北の本州の低地から山地の雑木林や松林に棲息するカラスの仲間で、名前のとおり尾が長い美しい野鳥です。前回紹介したカケスと同様囀りがありませんが、グェーイ、グェーイと大きな声で鳴き、非繁殖期は群れを成して生活します。
関東平野では何処でも見られるポピュラーな鳥ですが、九州はじめ西日本では見られませんので九州人には憧れの鳥です。佐賀平野を中心に北部九州にのみ棲息し、カケスと同じカラスの仲間のカササギは逆に関東人には憧れの鳥なのです。
写真@、Aは野鳥の撮影を始めて間もない頃、練馬区光ヶ丘の自宅近くの屋敷で熟した柿の実を食べに来たところを光学式カメラEOS−3で撮ったものです。撮影技術が未熟だった上、夕方でシャッタースピードが遅いこともあって少しピンボケですが、初めて焼き付けて家に飾った思い出の一枚です。
写真Bは光ヶ丘公園で冬季に群れている所を撮ったものです。
オナガA

オナガB
                      
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山野の留鳥(2)