日本の野鳥の世界
第17回 コガラ&ヒガラ

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コガラ(蓼科高原)@
コガラもヒガラも唐松林など亜高山に棲むカラ類の代表的留鳥です。どちらも白と黒のツートンカラーで、スズメよりも小さい小型 の野鳥ですが、春になると細い声で盛んに囀り、森を賑わせてくれます。コガラは頭に黒いハンチング帽子を、ヒガラは冠(冠羽と言います)を載せています。警戒心の弱い野鳥で冬季に低地に移動してき た時には手のひらに乗ってくれます。
このようにヒガラとコガラは生息環境、大きさ、色合い、性格、等々共通点の多い野鳥ですが、余りにポピュラー過ぎて写真撮影の 時にうっかり見逃してしまいます。
したがって余り良い写真がありませんが、亜高山の代表的な鳥ですから、掲載することにしました。
写真@は2005.1.1蓼科高原で撮ったコガラです。頭のハンチング帽子が可愛いですね。
写真Aは2005年のゴールデンウィークに飯綱高原を散歩中に目の前の標識に止まった小鳥に、あわててシャッターを切ったピン ボケのヒガラです。人を恐れない性格を現わした1枚です。
写真Bは富士山五合目奥庭の例の水場に現れたヒガラです。

ヒガラ(飯網高原)A
ヒガラ(富士山五合目奥庭)B
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亜高山の野鳥(5)