日本の野鳥の世界
第15回 キクイタダキ

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キクイタダキ(富士山奥庭)@
頭頂に黄色の冠状の羽毛を持った、針葉樹が好きな日本で最小の鳥。
黄色の冠が菊の花びらを載せたように見えることから「菊を戴く」→「キクイタダキ」との名前になったという。
繁殖期はトウヒ、コメツガ等の亜高山の針葉樹林で生活し、越冬期には低山に異動してコガラ、ヒガラ等のカラ類に混じって行動します。これを昆群といってカラ類独特の習性です。キクイタダキはウグイスの仲間でカラ類ではありませんがカラ類と昆群を創ります。
枝から枝へと忙しく飛び回ってガの幼虫、クモなどを捕食します。
写真@、Aは富士山五合目の奥庭撮ったものですが、小さいうえ細かくちょこちょこ動くので、焦点を合わせるのが大変でした。
キクイタダキ(富士山奥庭)A
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亜高山の野鳥(3)