日本の野鳥の世界
第8回 カワセミ

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カワセミ(H2.2 練馬区光ヶ丘公園)

カワセミはバーダー憧れの美しい鳥で、多くのバーダーがこの鳥を見てバードウォチングの世界にのめり込んでいきます。カワセミは嘴が太くて長く、尾は短く、体の色は頭から背は青緑色とコバルトブルー、胸と腹はオレンジ色で日の光を受けると鮮やかに輝く、愛嬌のある鳥だ。このため渓流の宝石とか、ダイヤモンドと呼ばれ、漢字では翡翠と書く人気ものだ。
川や沼で魚を採って生活する留鳥ですが、春に垂直に近い土手に50〜100cmの横穴を掘って巣を作る。水面に張り出した枝に止まってじっと魚を狙い、ダイビングして魚を捕らえるが、ホバリング゙してから飛び込むこともある。
戦後、都会から姿を消したカワセミは、最近、川の環境が回復すると同時に、都会の生活に順応して水辺のある公園等にも戻ってきて、井の頭公園、明治神宮、和田掘り公園等、何処でも観察できる。もちろん多摩川、利根川はじめ、関東周辺のほとんどの河川で見ることが出来ます。
練馬区の光が公園を散歩中に池に張り出した枝に止まっているカワセミを偶然見つけ、カメラを取りに帰った。もう居ないだろうと思いながら戻ってみると、同じ枝でじっと魚を狙っていた。写真はその時のラッキーな1枚です。

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