日本の野鳥の世界
第6回 イカル

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イカルの群れ(04.12.31 蓼科)

Canon EOS−10D、Canon EF100-400mmF4.5―5.6L IS USM、KenkoTeleplus 1.5× 
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イカルは文鳥の仲間(アトリ類)で太い黄色の嘴とグレイの体、黒い頭が特色です。大きさはスズメと鳩の中間くらいで、春には「キョコーキーキー」と大きな声で鳴き、雄雌同色の大変目立つ鳥です。この声が「ツキー(月)ヒー(日)ホシー(星)」とも聞こえることからサンコーチョー(三光鳥)と呼ぶ地方もあります。
全国の広葉樹林で繁殖する留鳥ですが、秋冬は群れを成し、地上に落ちているエノキ、ムク、ニレ等の実を食べます。
写真―上は今年のお正月に蓼科の宿の窓から、雪深い森の中に設置してあるフィーダー(餌台」に集ったイカルの群れです。50羽くらいの群れでしたが、朝、宿主がフィーダーに前日積もった雪を掃除すると、入れ替わり立ち代り現れ堪能させてくれました。
写真―下は05.3.13、昨年暮れから50〜60羽が光ヶ丘公園で冬を過ごしていましたが、水場に現れたところを撮ったものです。こんなに多くのイカルが光ヶ丘公園で冬を過ごしたのは初めてだそうです。

水場のイカル(05.3.13 練馬区光ヶ丘)

Canon EOS−10D、Canon EF100-400mmF4.5―5.6L IS USM、KenkoTeleplus 1.5× 
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