日本の野鳥の世界
第3回 コマドリ

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コマドリ(05.4 光ヶ丘公園))

Canon EOS−10D、Canon EF100-400mmF4.5-5.6L IS USM、Kenko Teleplus 1.5×
絞り優先オート(開放)

日本の三大名鳥の最後はコマドリです。コマドリは標高1000m〜2000mの高山で繁殖しますが、ほとんどクマザサ等のブッシュの中に居てなかなか姿を現わしません。頭部から胸は橙色褐色で、腹は白い小形ツグミ類ヒタキ科の仲間です。
赤い鳥はバーダーの憧れで、コマドリは真っ赤ではありませんが、写真マニアは5月新緑の高山でこの写真を撮ることに夢中になります。昭和40年代に「こまどり姉妹」という双子の女性歌手がいましたが、野鳥のコマドリはこの歌手に勝るとも劣らぬ歌い手です。ヒンカラララ・・と馬のいななきに似た声で鳴くことから「駒鳥」と名付けられたと言われています。
東京周辺では、都民の森、雲取山、両神山の五合目より上で見られますが、4月には渡りの途中に、都内の公園でも見ることができます。写真は今年4月、都立光ヶ丘公園の水場に現れたところを撮影したものです。


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