日本の野鳥の世界
第1回 オオルリ

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オオルリ♂―1(02.6 飯豊山山麓 胎内川中流)

Canon EOS-3、Canon EF100-400mmF4.5-5.6L IS USM、Canon Extender EF1.4×
フジクロームプロビア400 絞り優先オート(開放)

オオルリは渓流沿いの崖や岩の割れ目で繁殖しますが、オスは名前のとおりルリ色で美しい声で囀ります。オオルリは高い木のテッペンで囀る習性があり、声が聞こえればすぐに見つけることが出来ます。こんな場所をソングポストといいますが、いくつかのソングポストを持ち、転々と囀って縄張りを守ります。
小鳥類の縄張りは直径が300m余りと言われていますので、オオルリは渓流沿いの林道を歩いていると数百メートルごとに見つけることが出来ます。東京周辺では、高尾山、都民の森、奥多摩に行けば見られるでしょう。メスは茶褐色の目立たない存在です。
オオルリ♂―1は胎内川沿いのアカショウビンの森の近くの枝先で、オオルリ♂―2は今年のGWに雪が残る裏磐梯桧原湖東側の自然散策路で撮影したものです。

オオルリ♂―2(05.5 裏磐梯)

Canon EOS−10D、Canon EF100-400mmF4.5-5.6L IS USM、Kenko Teleplus 1.5×
絞り優先オート(開放)

写真@Aは05.3、練馬区光ヶ丘公園の白梅に現れたオスの若鳥です。水場の脇にある二本の白梅には、毎年ルリビタキが現れますが、今年はルリ色が少し見える若いオスでした。来年は鮮やかなルリ色に成長して再度光ヶ丘公園に来てくれることを祈って撮った一枚です。
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