日本の野鳥の世界

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          プロフィール

1945.2  生まれ 60歳
1963.4  九州大学土木工学科入学
1963.10 WV部に入部(3期)
1969.3  修士課程修了
1992.6  日本野鳥の会会員
1993〜   関東を中心に、九州、北海道、四国各地で探鳥
1996〜   探鳥オートキャンプを始める
          (戸隠、裏磐梯、八ヶ岳山麓等 数回/年)
2000.4  野鳥の撮影を始める
2004.4  同上、デジカメ撮影に切り替え

江頭素樹(3期


掲載にあたって


QUWVOBのホームページが開設された頃、私はGW明けに前立腺癌の手術を受けることが決まっておりました。入院前は自覚症状もなく至って元気でしたので、初夏の山野を歩けるだけ歩き、登れるだけ登ろうと、GWを中心に10日間、奥秩父、戸隠高原、奥多摩、裏磐梯に出かけ野鳥の囀りを聞きながら、写真を撮り歩きました。
そんな状況を写真(戸隠高原でのキャンプ状況と野鳥(オオルリ、キビタキ))を添付して掲示板に投稿したところ、管理者の古沢衆一さん(12期)から、「野鳥の世界」を紹介するコーナーを設けたいので協力できないかとの打診がありました。
私は1991年の春、ひょんなことからバードウォチングを始め、翌1992年には「日本野鳥の会」にも入会して、毎週末探鳥に出かけるようになりました。鳥屋を始めて15年になりますので、野鳥に関する知識はそれなりに持っているつもりですが、写真を連載する自信はありません。趣味としてのカメラは、5年前に野鳥を撮るために始めましたが、まだビギナーです。
2000年の春、一眼レフカメラと400mmの超望遠レンズを買い揃え撮影を始めましたが、最初の2,3年の間は全く絵になりませんでした。野鳥の撮影はそれなりの高性能の機材と撮影技術、それに10kg近い機材を抱えて長時間、鳥の出現を待つ根気も必要です。人に見せる写真を撮れる腕ではありませんが、そんな私が「日本の野鳥世界」コーナーを引き受けることにした理由は、
@毎年毎年、野鳥が少なくなっていることを実感している。
A日本の野鳥約500種のうち約65%は、国境のない渡り鳥であるため、日本だけでなく、地球規模の環境破壊が減少の原因である。
B野鳥は環境の変化に大変敏感な生物であり、その生態を知ることは環境問題に直結している。一人でも多くの方が野鳥に興味を持ち、地球規模の環境問題に取組む契機になれば有難いとの想いからです。


技術的には、望遠の連写撮影に適しているデジタル一眼レフカメラの出現で、野鳥は飛躍的に撮り易くなりました。私も昨年4月にデジタル一眼レフカメラを入手しましたので、何とか一年間くらいは継続して季節ごとの写真を掲載できるのではないかと思っています。
QUWVOB諸氏がワンゲル精神で山野を駆け巡られる際に、このコーナーが何かの役に立ち、野鳥の囀りと美しい姿を堪能され、且つ自然環境保護に寄与できたらこんな嬉しいことはありません。

平成17年6月12日

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