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第31回 初夏の花(3) | |||||
初夏の花の3回目です。実は初夏の花は2回で終わる予定でしたが、「ギンバイソウ」の花がなかなか開かず、気になりながらの30回でしたので、何とか遅れてもご紹介したいと追加することにしました。再再度見に行きましたら、咲いていました。またその際咲いていた他の花もと、1回分追加しました。ですから、7月終りの花たちで、初夏の花ではないのですが、ご覧ください。 |
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「ギンバイソウ」 和名 「銀梅草」 花期 7~8月 ユキノシタ科 ギンバイソウ属 草丈 40~80cm 花径 約2cmの両性花10~20個と装飾花で 集散花序を作る 前回ご紹介したときに、つぼみが堅く、開花した姿をご紹介できないままでしたが、2周間後にもう一度訪ねて咲いているものを撮ることが出来ましたので再度ご紹介します。 |
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あのつぼみの中にこんなにたくさんの花弁を畳みこんでいたとはと驚くほどの花でした。10個以上の両性花と装飾花からなり、咲ききるとそれが放射状に大きく広がり豪華な感じです。大きな楕円形の葉の先が切れ込んで矢筈形になっているのも特徴的です。 |
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「イタチササゲ」 和名 「鼬?豆」 花期 7~8月 マメ科 レンリソウ属 草丈 60~150cm 花径 1~1.5cmの花が多数集まり 5~10cmの総状花序をつくる 山地の日当たりの良い草原に生える多年草。花は、咲きはじめはクリームイエローですが,後に黄褐色に変化するのが特徴です。 |
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茶色になったのがイタチの毛に似ており、豆果がササゲ(大角豆)に似ていることが名前の由来です。夏に山道を歩いていると、群れて咲いていますが、クリーム色と明るい茶色の色合わせがとてもおしゃれで気になる花です。 |
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「ヘクソカズラ」 和名 「屁糞葛」 花期 7~9月 アカネ科 ヘクソカズラ属 草丈 蔓性 花径 0.8~1.5cm 日当たりのよいやぶや林の縁に多いつる性の多年草。花冠の外側は灰白色ですが、中心部と筒の中はビロードのような赤紫色をした小さくてとてもかわいい花です。 可哀そうな名前のいわれは、葉や花や茎に悪臭がることからだそうですが、ちょっと近づいたくらいでは臭いません。別名、「ヤイトバナ」、「サオトメバナ」とも呼ばれていますが、この名の方が一般的なようです。忘れられなくていいかもしれません。 |
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「ウバユリ」 和名 「姥百合」 花期 7~8月 ユリ科 ウバユリ属 草丈 60~100cm 花径7~10cm 谷筋などの明るい落葉広葉樹林下に生育する多年草。春先に、百合とは思えない大きな葉をだし、花が咲く頃には基部の葉は枯れてしまうことが多いそうです。そのために、「葉(歯)がない姥」から「姥ユリ」と名付けられたそうです。これもあまりに可哀そうな名前ですね。 |
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私が見た花は、まだ葉が残っていましたが。花弁は横から見ると湾曲せずまっすぐ前に出て、中が見えるような花弁のつき方で、むしろ若々しい力強さを感じます。 |
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「ソバナ」 和名「「岨菜、蕎麦菜」 花期 7~9月 キキョウ科 ツリガネニンジン属 草丈 50~100cm 花径 2~3cm 山地の林内や斜面にはえる多年草。ツリガネニンジンに似ていますが、葉も花も輪生せず1つ1つ独立していて、花の形がラッパ型で、釣鐘型でないの区別できます。 |
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名前の由来は、軟らかな若葉を蕎麦菜(そばな)にたとえたことから、または昔、山仕事をした杣人(そまびと)が使った杣道沿いによく生えるところから杣菜→岨菜(そばな)となったという説もあります。山で出会うと、暑さを忘れ、さわやかな風がふいてくるような気がしてくる花です。 |
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「クサアジサイ」 和名「草紫陽花」 花期 7~9月 ユキノシタ科 クサアジサイ属 草丈 20~60cm 花径 両性花5~7cm やや湿った林内に生える多年草。茎の先に散房状の花序を出し、淡い紅紫か白色の両性花と3枚の装飾花をつけます。名前の由来は草本で紫陽花のような花が咲くこたから。両性花のおしべがふわふわと出ているのがとても可愛く、それを守るように囲む装飾花と合わせてほんとにアジサイのような花です。白色もあるそうなのでいつか見てみたいと思います。 |
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「ヤマジオウ」 和名「山地黄」 花期 7~8月 シソ科 オドリコソウ属 草丈 5~10cm 花径 1.5~1.8cm 山地の木陰に生える多年草。1つ1つを上から見ると、大きな葉が4枚、四方にきれいに並び、その真ん中にシソ科独特の口唇型の小さな花が背中合わせに2輪咲いています。小さな花は周りに白い縁取りがあって、可愛い人形のようです。地を這うように広がって咲いていました。名前の由来は、葉がゴマノハグサ科のジオウに似ている事から。 |
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「ダイコンソウ」 和名「大根草」 花期 6~9月 バラ科 ダイコンソウ属 草丈 30~50cm 花径 1.5~2cm 山地のやや明るい渓谷、山道のほとりなどに生育する多年草。名前の由来は、根元の葉が大根の葉に似ていることから。花の中心の 少し大きめのしべの緑色の部分と花びらの黄色の取り合わせがとてもユーモラスな感じで、何かのバッジかようにもボタンのようにも見えます。 |
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