第1回 栂池周辺の花たち(1)
 まずはじめに、この特集立ち上げのきっかけとなった、WV創部45周年記念の合宿の直後でありますので、皆さんの記憶に新しいうちに栂池周辺で出会った花を特集したいと思います。
ハクサンコザクラ」 和名「白山子桜」
サクラソウ科の多年草 草丈 5〜15cm
花茎の先に2cmほどのピンクの花を3〜6個つける。
八方尾根に登るリフトの足元にも、歩いて登った道々にも優しくあちこちに咲いていました。第2ケルンあたりには群生していて、白馬の山の雄雄しい姿と対照的で心に残りました。
ミヤマアズマギク」 和名「深山東菊」
キク科の多年草 草丈10〜20cm 
花 直径 3〜4cm
ゴンドラ、リフトを乗り継いで行く足元に、ピンクの優しいハクサンコザクラに混じって、少し濃いピンクの可愛い花が咲いていました。何かなと思いあとで山荘に展示している写真を見てミヤマアズマギクと知りました。
草丈は低く歩き始めた尾根の岩にも張り付くように咲いていて、ぱっと開いた花びらが可愛かった。
ショウジョウバカマ」 和名「猩猩袴」
ユリ科の多年草 葉は地を這っていて花茎10〜20cm 花 茎の先に1〜1.5cmの花びらが半球状にかたまって咲く。色は淡い赤紫や朱色などいろいろで白もある。花の由来は花を猩々(中国の伝説上の動物、サルの仲間)の赤い顔に見立て、葉の重なりを袴に見立たせたといわれている。

春先にどこでも見られる花ですが、山に登ったときに出会うと,また違った趣があります。この八方尾根のちょっとの範囲にも何種類かの花の色が見られました。

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