日本語のおかげで

皆さん、こんにちは。私は中国の湖南渉外経済学院から来たしょう(注記:草冠に将)ぶんしゅう(文秀)と申します。
この学院に入って日本語を勉強してもう三年になります。日本語はまだまだ上手とは言えませんが、日本語を勉強したからこそ、こんな親切で熱心な先生達や可愛いクラスメートと出会うことができました。もちろん、日本語そのものも素晴らしいけれど、日本語のおかげで、他にも色々と得たこともあります。
日本語の初めての授業で、先生から日本語は「和語」と「漢語」と「外来語」から構成されていると教えられました。「和語」がもともと日本にあった言葉で、「漢語」は中国から入った言葉と日本で漢字を組み合わせて作った音読みの熟語です。そして、「外来語」は欧米から来た言葉です。日本には外来語が多くて、ちょっと覚えにくいが、日本語の勉強を通して、日本は言葉をはじめ、歴史の節目節目に先進国の文化も技術も取り入れたことが分りました。
日本人は進んで外国の文化を学ぶ謙虚な民族だと思います。自分に足りない所をよく知り、自分より優れた者に虚心に教えを請うことは日本語の来源から発想した人生に役立つものだと思います。
日本語を勉強しているうちに、私も知らず知らず日本人のように、よく感謝の気持ちを持つようになりました。そして、日本語のおかげで、不思議な出会いもありました。
この間、学校に戻る列車で日本語の本を読んで私は「日本語を専攻していますよね。すごい。私も日本語を学びたいけど、ちょっと教えてもらえますか」と、隣の人に話しかけられました。それから、私たちが日本語や日本について色々と話をしました。
日本語のおかげで、私がもう一人の友達ができました。日本語はいいものです。私にとって、幸運を運んでくれるようなものだと思います。
三年間、日本語を勉強して、簡単な日本語で書いた文章が読めるようになりました。
それに、時々、日本のドラマを見たり、日本語の歌を歌ったり、漫画を読んだりすることもあります。日本に憧れて、いつか日本に行くという夢も持つようになりました。
この夢を実現し、日中の友好にささやかでも力を出すために、日本語も中国語も頑張らなければならないと、私は深く感じました。
これらのことは私が日本語を勉強している中で得たものです。日本語のおかげで、私はもっと日本が好きになりました。日本語を勉強している人たちに「日本語はありがたくて良いものですよ。勉強するなら真剣に取り組んでください」と言いたいです。それと同時に、日本人に「ありがとう。こんな素晴らしいものを作ってくれて」と感謝したいです。
ご静聴、ありがとうございました。