No.36
2008年10月12日 
ケープ半島を岬に行く途中の海沿いの道を走っていると何台かの車が止まって海を見ているので何かと思ったらクジラでした。割と小型のクジラですが、数匹が海岸線すぐ近くまで来て遊んで?いました。
こんにちは、永田です。
またご無沙汰しました。

今日本は秋真っ盛りの中の3連休で行楽地は賑わっている事と思います。
南アは春から初夏を思わせる陽気になり、ジャカランダの紫色の花が街のあちこちで咲き始め小高い所から眺めるとヨハネの市内は緑と紫色に覆われています。

先日仕事で現場に行ったついでに土日ケープまで足を伸ばして来ました。ついでと言ってもヨハネから800kmの現場から更に800kmもあるので車は田舎の空港に置いて飛行機で行きました。
以前にもケープについて書きましたが、春の風景を再びご紹介します。

この時期ケープ地方は連日雨で寒い日が続いていましたが、行った日は2週間ぶりの晴天になりました。ラッキーな事でケープを離れたら再び雨が降っているようです。
風は一年中強いのですが、春のポカポカ天気の中ケープ半島やワインランドを巡り、昼や夜はヨハネではなかなか手に入らない魚ばかり食べた2日間でした。
前回も予約で船が一杯で行けなかったロベン島(アパルトヘイト時代に前マンデラ大統領など政治犯が収用されていた監獄)に行こうとしたのですが、またまた予約一杯で行けずじまいが残念だったのですが、次回に取っておく事にしました。

今回は春のケープ地方の風景をお送りします。
(なお写真の日付は設定月の間違いで1ヶ月と1日ずれています)
ケープ半島海沿いにSimon’s Townというちょっとした歴史ある町があり、港に面したレストランのテラスで(タバコ吸い人間なので必ず外にします)昼にビールを飲み魚(イカ)を食べました。この辺には白砂のビーチを持つ湾が幾つもあり12月(南アは夏です)のバケーションシーズンには混みあう場所です。別荘も山ほどありケープ州で最も地価が高いと言われています。 以前紹介しましたがボルダーズ海岸に生息するペンギンです。また、このあたりは観光客や別荘が多いせいか、野生のサルが堂々と道路を歩いていました。車を止めて見ていたら突然後ろのドアが開いて大型の雄猿がニューっと中を覗き込んだのにはビックリしました (@_@)。
言わずと知れた喜望峰ですが自然保護区内の特有の植物(名前?)に綺麗な花が咲いていました。右の2枚はしつこいようですが灯台の絶壁下の海にいたクジラさんです。このあたりはインド洋と大西洋の境目なので、両方の海流が合流して渦が見られますが、食べ物が豊富なのでしょう。
ケープタウンから東側に50kmも行くとワインランドと呼ばれるブドウ畑が一面に広がっている広大な地域 があり、南アのワインの殆どがこのあたりで作られています。ワイナリーに行くと試飲ができますが今回は止めました。今は春なのでブドウ畑はまだ裸状態です。その代わりイチゴやリンゴが今盛りです。
南アにいると、ヨハネ市内に借りている所も含めて沢山の木々に覆われ、すぐそばでは色んな鳥や動物が自然な姿で暮らしており(アクセクした暮しをしているようには私には見えません)、「共棲」という言葉のイメージが毎日自然な形で感じられます。

次回はジャカランダの花をお送りします。
それではまた、
永田
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