No.32
2008年 6月22日 
こんにちは、永田です。
またご無沙汰しました。

九州では大雨の様ですね。この頃は梅雨入り宣言が出されないので良く分りませんが梅雨の頃でしょうか。南アは冬になり、朝晩は寒い日が続いています。でも昼間は風もなく良い天気で暖かく、車を運転している時にはエアコンが必要です。

先週までは新たに受注した送電工事プロジェクト(76万5千ボルト、亘長260km、55億円)の契約調印やら客先の現場見学会など何だかんだと忙しい日々を過ごしました。これが終わりほっと一息のところで、6月14~16日と3連休なので、「スワジランド」にでも行くか・・・と、疲れた体に鞭打って行って来ましたので、今回はこれをご紹介します。
スワジランドは南アフリカの東に位置する国で、南アとモザンビークに国境を接している南半球では最も小さい国です。
ヨハネスブルグから約400km,車で4時間走れば首都のムババーネに着きます。
(因みに今度受注した送電線の現場はヨハネから800km離れた所にあり、この頃では300~400kmは遠いと感じなくなってしまいました。南アは広いです。)

陸路で国境を通過したのですが、以前行ったレソトとは少し違いチャンと出国・入国審査がありました。(これは当たり前の話ではありますが、レソトに初めて行った時には国境で前の車にくっ付いて行ったら何のお咎めも無くいつの間にか国境を通過してレソトに入ってしまいました。)
国境は幾つかありますが最も大きいヌグウェンヤの国境です。 スワジランドの典型的風景です
スワジ文化村にある伝統的な家や踊りの様子です。踊りよりも歌声が素晴らしかった。
スワジランドは全体的には平原と山地で、農業(サトウキビ)・牧畜の他に杉などの林業が盛んな印象を受けました。
ここは王国で歴史的には19世紀初めにスワジ人が王国を形成しその後ボーア人(オランダからの移民)やイギリス移民が統治し、1968年にスワジランド王国として独立し現在に至っています。国民の90%以上がスワジ族で、他のアフリカ諸国の中では同族率が高く伝統的・保守的な色彩が強く残っています。因みにこの国の社会は家長制で男の権力が強く一夫多妻も認められています(でも金と力が無いと4-5家族も養うのは大変そう・・・)
首都はムババーネでここに泊りましたがスワジランド最大の都市といっても人口6万人で、町の中心部は徒歩10分の範囲内です。のどが渇いていたので着くなり近くのバーに入りビールを飲んで周りのお客と盛り上がりましたが、平和で安全な町です。
見所はムババーネから車で15分ほど行ったエズルウィニ渓谷で、ここはスワジ王家の都があった場所で博物館や自然保護区がありますが、特にスワジ文化村が面白く伝統的な様式の家や民族舞踏を楽しんできました。
首都ムババーネの中心部です。傾斜が多く全体写真が取れませんでしたが、さほど大きくない町です。左に泊ったホテルが見えます どこの町も同じですが、交通の要所のバスターミナルが中心部にあり、客引きの声と喧騒で活気に溢れています。
ちょっと面白いと思ったのが、ここに写っている大きな広告です。
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