No.23
2007年12月16日 
ケープタウンの街とテーブルマウンテンです。
ケープタウンは南ア第二の都市ですが、山と海に囲まれて割と狭い範囲にあります。写真のテーブルマウンテンの右端にちょっと突き出しているのがケーブルカーの山頂駅で、中腹にある車道からここまで一気に上がれます。
早いものでもう師走に入りクリスマスも間近ですが、ここ南アでも白人・黒人問わず大半(90%)がキリスト教徒なので、皆クリスマスを楽しみにしています。学校は既に先週から夏休みですし、殆ど全員の人が12月後半から1月初めにかけて一斉に年次有給休暇を取るのが習慣で、実質的に3週間は仕事もストップになります。

この大型休みの時期は、皆どこかに遊びに行ったり、また冬のヨーロッパから避寒に南アに来る人も多く、観光地はどこもピークシーズンになります。従って各地のホテルも満杯で料金も5割方跳ね上がります。

どうもイントロが長いのが小生の欠点ですが、そういうこともあり、南アに来る前から行きたくて仕方なかったケープに休日を利用したトンボ返りですが行ってきましたので、紹介します。
ヨハネからケープタウンまでは1,500km程あり、今回は時間がないので飛行機で行きましたが、当地の人はトレーラーを引っ張ってあちこち寄りながら車で行く人も結構います。
日本で言えば東京から旭川のちょっと先まで行く感じなので、多種涼しいはずなのですが、ヨハネが元々標高1800mの高地なので、気温は少し暖かく感じました。
大きな違いは風が強い事!大西洋とインド洋を分ける場所にあるためいつも強風が吹き荒れている感じです。
ケープタウンで泊まったホテルは名所のテーブルマウンテン(標高1000mチョイの上が平らな山です)を見上げる所にあり、着く早々行こうとしたのですが、山頂は雲に覆われケーブルカーは強風で運休。そこでレンタカーで喜望岬までドライブしてきました。ケープ半島は実に素晴らしい眺めでした。
ケープタウンに戻ったら雲が取れていたので、疲れた体に鞭打ち、夕方のテーブルマウンテンに上り、これまた感動的な大西洋に沈む太陽をビールを傾けながら満喫して来ました。

ケープタウンの街を離れケープ半島の大西洋側を岬の方までドライブ。入り江が結構あり、あちこちで美しいビーチや景色が見られます
ケープ岬全体が国立公園になっており、先端部には希少動植物が生息しています(ダーウィンの進化論で有名なマダカスカル島はすぐ横です)。入場料を払い車でずーっと先端まで行くと、巨大な灯台があります。360度見渡せ吹く風がすごいのですが、ここからの眺めは雄大で抜群です。
アフリカ大陸最南西端(よく最南端と紹介されますが最南端は少し離れた所にある半島です)の標識や、南極やニューヨーク・パリまで何キロと書いた標識がありました。南極は6248kmで割りと近いです。
ケープは果物やワインの産地ですが、翌日は広大なブドウ畑が広がる東側の地域(ワインランドと呼ばれています)に行き、立派な門構えのワイナリーにブラリと立ち寄っては試飲をして、少し酒気帯び運転気味で海岸を走って空港まで行き、無事ヨハネに戻ってきました。酒+車は日本では厳重ご法度ですが、南アでは「ビール2本、ワイン半本はOK」となっているようで、法律のどこに書いてあるか知りませんが、皆そう言います。

南アのワインで少し酔っ払い気味で書いていますので、文章が少しおかしいかもしれませんが、そんな訳で今回はケープ半島の風景をお届けします。

Boulders海岸に住んでいるアフリカペンギンです
運転開始したケーブルカーで上がったケープタウンのテーブルマウンテン展望台からの夕日です。でも一人で見るのはチョッと寂しいですね。 南アでも”SUSHI”はブームで、ヨハネでもあちこちで見かけます。しかし、魚は活きが悪いし、ネタは変り種で味も??と食べる気がしませんが、ケープ岬に行く途中の店で試しに食べた寿司はさすがに港に近いだけあっておいしかったです。よく見たら日本人の経営者でした(普通は大体中国人が作っています)。
ケープタウンの新名所ウォーターフロントから見たテーブルマウンテンです。
実は、ほんの十数年前まで政治犯の監獄(今も残っています)であったレベン島に行きたくて日曜の早朝来たのですが当日は予約で一杯。仕方ないので朝の静かな港でコーヒーを飲んで、ワインランドに予定変更しました。
ワインランドには百以上のワイナリーがあり、安くておいしいワインが手に入ります。 ケープ半島の地図です、参考まで。
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