No.21
2007年10月28日 
日本では紅葉が見ごろを迎えた時期ですが、また台風が近づいているようですね。
南アは、このところ花冷えか雨と寒波で、電気ストーブを足元に置いている状態です。
今は春なのに、冬の方がピーカンの好天続きで昼間は暑かったのではと感じます。
クルーガー国立公園にちょっとだけ行って来たので今回はこの紹介をします。
南ア最大の動物自然公園であるクルーガー国立公園には前から行きたいと思っていたのですが、なかなか時間が無く行けませんでした。
何せ四国程の面積のある自然公園ですから、3~4日は公園の中に泊り車で移動しながらビッグファイブ(ゾウ,ライオン,サイ,ヒョウ,バファロー)やキリン,シマウマなどの動物と遭遇するのを狙うのがここの楽しみ方だと言われています。
ところが先週、最近入札が発表された送電プロジェクトの現地調査のため、南アの東側に位置するクワズ・ナタール州に行きました。
その帰りに「休日だからちょっと回り道して寄ってみよう」(約500kmの回り道ですが・・・)と思い立ち急遽進路を変更して、ほんの一日間ですがクルーガー国立公園の南側を味見して来ました。

ガイドを頼んで朝5時半の開門から夕方まで公園の中の道を走りましたが、結構ラッキーで、ゾウ,ライオン,シロサイ,バファロー,キリン,シマウマ,インパラなどの動物や色んな鳥に会うことが出来ました。公園内は普通の車で走るのですが、外に出てはいけない規則になっています。車外に出られるのは公園内に何箇所かあるロッジ,レストランなどで、ここでトイレに行っておかないと大変です。
公園には8ヶ所の入り口がありますが、これは南西側のNUMBIゲートです。 水飲み場近くで待っていたらバファローが集団でやってきました。
オスが周りを取り囲み安全確認(威嚇?)をしながら、水を飲み終わったらゾロゾロと移動していきます。 若いオスの象は単独行動で、今盛りの木の新葉や草をひたすら食べ続け歩き続けます。
インド象とは耳の形が異なります。
森の王者ライオンを見つけました。
雄1頭に雌7頭の集団で、昼寝をしていたかと思うと、どうも車が近くに集まるのが嫌なのか、ゆっくり堂々と道路を横切って別の場所に移動してまた昼寝を始めている様子でした。

ガイドは必須ではありませんが、今回感じたのは、ガイドは場所を案内してくれる以上に動物の生態や地域の歴史など色々な事を説明してくれるため、ありがたい存在です。
今回のガイドはモザンビークから数年前に南アに来たイギリス系の人ですが、資格を取るのに勉強して、実地訓練,試験で最低1ヶ月はかかるとの事でした。

それではまた、
永田

キリンを発見、実に優雅な姿で歩いて、これまた道路を横切って移動していきました。 シロサイです。サイには2種類あって、木の葉を食べる口先が上向きのクロサイと草を食べる口先が下向きのシロサイがいます。
なかなか会えなかったのですが、シマウマにも会えました。 インパラは結構沢山いるのでよく目にします。
広大な公園の中に小高い丘があり展望台になっています。
360度見渡す限り自然のままの森やサバンナが広がっています。
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