No.18
2007年9月24日 
現場に行く途中で時々昼を食べるKFCで働いている人達です。
写真を撮るとみんな集まってきて、「今度来た時にプリント持ってきてね」と頼まれています。

南アは好天続きですが、このところ花粉症で悩まされています(こちらは春ですので)。
杉や檜の木は無いのですが、街路のシリンガという木に最近一斉に咲き始めたの香りの強い花のせいではないかと思っています。
ヘーックション!失礼(日に何度も「God bless you」と秘書のスーパーおばさんから言われています)。

今回は南アの街中で見かけた少し変った商売についてご紹介します。
どこの国にでも色んな仕事はあると思うのですが、街中を歩いていたり車で走っていたりすると日本ではあまり見かけない仕事や商売を目にします。
今回ご紹介するのは外でよく目にする光景だけでほんの一部分ではあろうと思いますが、失業率27%とも言われ大きな社会問題になっている低所得者の人達も結構仕事を見つけては頑張っていると感じます。
以前にも紹介しましたが、「I am homeless」と印刷された上っ張りを着て交差点で止まっている車の間を回ってホームレスの記事を書いた新聞を売っている(「お金を恵んでもらう」とはチョッと違う感じです)人達の何と屈託がなく明るい事か!(本当は粗末にせよ家があるとは思っていますが・・・)。確かに場所によっては強盗・殺人なども耳にしますが、殆どの人は明るくたくましく生きているというエネルギーを感じさせる所です。
『朝の挨拶もしない・出来ない,何かあっても知らん振りをしている』様な昨今の日本の特に都会に住んでいる人より、生活は厳しいだろうがみんな明るいですよ。
Photo-1~4:交差点で最も見かける光景です。朝は新聞,昼は飲み物,日用品にサングラスや携帯電話充電アダプター,その場で作っている手製の飾りもの,誰が買うのか知らないが地図・地球儀まで、色んな物をぶら下げては信号待ちの車の間をぬって売っています。
Photo-1 Photo-2
Photo-3 Photo-4
Photo-5~6:次に見かけるのが広告です。チラシを配るのは珍しくありませんが、人間広告(日本のサンドイッチマン的)も結構多く、集団でパフォーマンスをやって気を引こうというのもあります。
一方で、知恵ものと思うのがトレーラーハウスに描いた広告で、道端の空地や大胆なものはインターチェンジの真ん中の緑地帯にドンと据えています。固定看板ではないので設置費を地主に払う必要は無いでしょう。
Photo-5 Photo-6
Photo-7:朝の道路清掃に精を出すおばさんです。

Photo-8:最初は分からなかったのですが、これはビニール袋を持って回って信号待ちの車から不要なゴミを回収しているところです。気持ち程度のチップを渡します。
Photo-7 Photo-8
Photo-9:駐車場の整理誘導係りですが、買い物を運んでくれたりもします。また、「駐車している間被害が無いよう見張っていてあげる」という事でそれらのサービスに対し何がしかのチップをもらう様です(これだけが収入なら商売です。渡さないと嫌がらせをされるとの説もありますが、余程の事が無い限りは大丈夫)。

Photo-9
Photo-10~11:毎朝散歩する公園に行く途中の河岸改修工事現場で働いている皆さんです。毎日顔を合わせるもんで何となく顔なじみになり、「この仕事はキツイ割には一日60ランド(約1000円)しかもらえないの。おじさんとこでいい仕事無い?」「まあ頑張れよ、じゃあな」などと軽口を交わしながら散歩しています。因みに、現場監督(スーパーバイザーのほうが適切な言い方ですかね?)も女性です。
Photo-10 Photo-11
Photo-12:これはダーバンの近くの町での光景ですが、中距離ミニバスの発着所の周りにやたらある電話屋さんです。すぐ近くに公衆電話があるのですが、どうも公衆電話より携帯電話貸しの方が安い、と言うのが繁盛している理由の様です。

Photo-13:仮設テントの床屋さんがなぜ多いのかは良く分かりません。
Photo-12 Photo-13
もどる