2007年 九州大学ワンダーフォーゲル部OB会会報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1.事務局・実行委員のお知らせ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
長かった梅雨も明け、猛暑の季節を迎えようとしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 遅くなってしまいましたが、この度、43期がOB会の実行委員を引き継ぐことになりました。来年3月までの行事をおこなって参ります。どうぞよろしくお願いします。 OB会事務局長 糸井 龍一(11期)itoi@mine.kyushu-u.ac.jp OB会実行委員 小島 脩平(43期)kojikoji@weather.geo.kyushu-u.ac.jp |
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2.OB会昨年度行事報告 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
1)第35回九州大学ワンダーフォーゲル部夏季OB合宿 日時:2006年8月5日〜8日 場所:白山市ノ瀬野営場 参加メンバー(敬称略、括弧内は期):和田(6)崎元(8)小島(9)坂口(9)栗生(10) 古沢(12)斉藤(13)池野(22)田上(40) 茅島(42)西川(42)加藤(43) 日程:8月5日…集合。 6日…白山登山。 7日…キャンプ場でだらだら。 8日…解散。 白山は山もよし、キャンプ場もよし。そしてそこに集いしワンゲラーは人もよし。但し一部例外もあったりなかったりしますが、そこはご愛嬌ということで。今年も崎元さんのバスには大変お世話になりました。四次元ポケットの存在が囁かれる今日この頃、キャンプ場にバスのある風景が、違和感なく受け入れられる日も近いかもしれません。 初日の宴もそこそこに、翌日の白山登山に備える辺りはさすがワンゲルの集いだけのことはありますな。しかしそれでも登山口からの標高差1400mを超える白山登山は、御年配の先輩方には少々荷が重かったことと思います。但しその分登り甲斐のあったこと間違いなし。豊富な高山植物に囲まれ、山頂からは北アルプスをはじめとする雄大な展望をほしいまま。山頂で飲んだビールのうまいこと。 若い衆は別ルートでキャンプ場まで歩いて下りたのですが、下り着いた先で目にしたのはタープの下でぐったりと横たわる大きなトド…じゃなく、和田先生。どうやら軽い熱中症にかかったとのことでした。和田先生だと妙に納得できるのはなぜでしょう?とりあえずもう少し体重を…。夕方、和田先生も何とか復活したので白山温泉に汗を流しに行きました。温泉があるキャンプ場だなんて、なんて贅沢な。贅沢は敵だ!と思いつつもそれに甘んじてしまうのが人間のサガですね。勝てません。 翌日、若い衆は別山の方に登りに行こうかと漠然と考えていたのですが、あまりにも白山登山の疲労が大きく敢え無く断念。御年配の先輩方にしては言うまでもないことですが。ということで、今日はどこにも山に登ることなく、キャンプ場でだらだらと一日を過ごすことになりました。晴れているのに山に登らないことを贅沢と言うのだと、夏の木漏れ日の中、夢見心地に考えたような気がします。そんな昼下がり、どういうわけか素麺を食べようということになり、麺つゆと氷探しに奮闘したりしつつも、長いながーい一日はゆるゆると過ぎて行くのでありました。 (文責:42期 茅島 信行) |
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2)OB会新年会 日時:2007年1月2日 場所:日本浪漫座 参加者数:14名 九州大学ワンダーフォーゲル部OB会2007年新年会は2007年1月2日に日本浪漫座にて開催された。参加者は14名、一桁から15期くらいまでの方々がほとんどであり、若者は約2名であった。おじさん達のパワーに圧倒されたのはもちろんであるが、何よりも、引退して数十年になるというのにこうやって大勢が集まっているということに、3割の感動とともに7割のうらやましさを感じた。私たちも数十年後にあのように集まり、誰がどこの山でウンコを踏んだとか、あいかわらずの愚にもつかない話をしていたいものである。そういうわけで、あんただよ、あんた!この会報をチラッと読んで「ふーん」などといいつつ読み流そうとした30期台後半から40期代のあんた!あなたがた若手も来年は新年会へ出て来いやあ! (文責:40期 田上 航) |
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3.今年度(8月以降)の行事予定 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
1)新年会 日時、場所ともに未定です。詳細が決まり次第、メーリングリスト等でご連絡します。 ※以前メーリングリストでお知らせしましたが、今年は45周年記念行事を行ったため、夏合宿は中止とさせていただきます。ご了承ください。また来年以降、多くの方々にご参加いただけることを願っています。 |
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4.昨年度会計報告 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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【注1】過去数年間にわたり、振込によって支払われた年会費(計576000円)が、OB会の通帳に移し替えられないままとなっていた事が判明いたしました。申し訳ありませんでした。今後は、毎年この作業を怠らないように、きちんと引き継ぎをしていきます。今年の5月17日に、通帳へ移し替えが完了いたしましたのでご報告いたします。 (実際に通帳に入ったのは今年5月ですが、昨年度までにお支払いいただいた年会費なので、昨年度の会計報告として追加させていただきました。) ※この他に、定額預金が150万円あります。 (会計担当:40期 田上 航、文責:43期 小島 脩平) |
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5.現役部員活動紹介 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
現役部員の熊本将也君(45期)に、昨年度の主な合宿を簡単に振り返ってもらい、今年の展望を語ってもらいました。ちなみに、あまりにも無謀なため、非公式(?)合宿として扱われている脊振合宿については、私が書き加えさせていただきました。 1)昨年度の合宿 九重合宿 5月 3・4・5日 @九重 参加者 徳森 井之村 熊本 中原 夏合宿(北海道) 8月 20〜25日 @大雪山 参加者 松下 熊本 中原 向野 山村 概要 初日に1400M 程登り、明日からは幾分楽だろうと思ったのも束の間、その後は全く天候に恵まれませんでした。4日目にラヂオ、天気図で天候回復の可能性が少ないことが判明し、撤退が考えられ始め、その晩の大雨がテント内及び装備浸水をもたらした事から翌朝、撤退を決定しました。下界に降りてみると、河という河が濁流と化しており、大雨洪水警報が北海道全域で発令されていました。 天候という点もさることながら南北アルプスに比べて「楽だろう」という油断もあったことが最大の反省点であり、教訓です。このほかにも、濾過器の投入や、携帯トイレ初使用&排泄物歩荷など、経験という点では実りの多い合宿でありました。 秋合宿(福江島) 11月17〜22日 @五島列島 福江島 参加者 井之村 熊本 松下 中原 概要 リアカーによる福江島1周を行いました。同じ高低差100mでも山とリアカーではまた感覚が違います。たっぷりとリアカーによる島内放浪を満喫いたしました。 追記:帰りのフェリーは玄海の荒波を突破するものであったため、陸上では比較的頑丈な部員共も、あっさり枕を並べて船酔いに苦しみました。 春合宿(屋久島) 3月10〜13日 @屋久島 参加者 松下 石原 熊本 中原 中園 山村 概要 「夏合宿を反省し、雨天に対する経験を積む」と中原がいったので、雨を求めて春の屋久島に行きました。宮之浦岳に上った日は晴れていたのが幸いでした。 ちなみに、松下 熊本 山村は鹿児島まで福岡から自転車で移動しました。何故そんな事になったかはWVの神様しか知りません。 ※番外編 脊振全山縦走合宿 10月14日〜15日 @脊振山系 参加者 田上(40期)、茅島、前田(42期)、小島(43期)、松下(45期) 前年、3年目にして初めて2日で全山縦走に成功した脊振全山縦走合宿ですが、この合宿を初めに企画したメンバーの一人である、田上先輩が参加できていませんでした。田上先輩が就職される前に是非、という話になり、前年達成したメンバー3人と、初挑戦の45期松下を加えた5人で挑みました。初日は、原田駅〜基山〜九千部〜蛤岳〜脊振〜井原〜雷山小屋という、約50kmの長丁場。天気には恵まれたんですが、恵まれすぎて暑くて体力消耗。脊振山頂を絶った頃には日が沈み、闇との戦いが始まりました。 時々不気味な鳴き声が聞こえ、ヘッドランプに虫がたかる。単調な道で襲ってくる眠気。一番の敵は、何で自分はこんなことをしているのか、という思い。しかしながら、井原山頂から見た夜景は本当に素晴らしかったです。 2日目は、雷山避難小屋〜羽金山〜女岳〜浮嶽〜十坊山〜福吉駅の約25km。前日早朝から夜中までかけて50km歩いた体に鞭打って、睡眠時間2,3時間で出発。もはや、後は惰性です。進むにしても、撤退するにしても歩かなきゃならない場所なので…2日目ともなると、それぞれ何らかの故障や体の不調が出てきて、最後は十坊山カット組とカットしない組に分かれましたが、麓のマムシ温泉で再合流。無事全員最後まで歩き通しました。 なぜこんなにキツイ企画に参加したのか。自らの限界への挑戦、とでも言えばカッコいいんでしょうが、正直なところ、自分でも未だにわかりません。それでも、この合宿に参加し、辛い思いをしながらも素晴らしいメンバーと共に最後まで歩き通した、という事実は、時間が経てば経つほど良い思い出に変わって行くんだろうな、と思っています。 (文責:43期 小島 脩平 ) |
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2)2007年度の展望 何かの間違いで新入生が10名も入り、7人から17人の大所帯になりました。1年生全員に目を配るのが大変です。 今現在は夏の北アルプスに専念していますが、これだけの人数となると、秋あたりに1年生からユニークな合宿プランが出るのではないかと楽しみにしています。人数が倍加した事で、今年を変革の年と捉え、あたらしい伝統が生まれていけばいいと期待します。 |
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6.さらば箱崎部室 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
先日の45周年記念行事でも速報をお伝えしましたが、箱崎部室が取り壊される方向で話が進んでいるようです。老朽化が進み、このまま使い続けるのは危険だ、とのことです。 箱崎部室がいつ建てられたものなのかまではわかりませんが、確かに見るからに古くて、危険なのかもしれない、と納得してしまうような状況です。私などは、2年前に福岡西方沖地震が起こった際、箱崎部室が潰れていないかが一番心配でした。 |
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しかしながら、先日行われた45周年記念行事での先輩方の姿を見て、たとえ古くても、ボロボロでも、箱崎部室には本当にたくさんの人たちの思い出が詰まっているのだと実感しました。今でも、僕たちがいない間に箱崎部室に立ち寄られるOB・OGの方もいらっしゃるようで、たまに黒板に書き込みがしてあったりして、社会人になっても、ワンゲルでの出来事は忘れられないものなのだな、と何か嬉しくなります。そんなワンゲルの歴史が詰まった箱崎部室。はっきりとした取り壊しの日程は未定なようですが、福岡近辺にお住まいの方、また、福岡に遊びに来られる予定のある方は、取り壊し前に一度箱崎部室に足を運ばれてはいかがでしょうか。 |
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遠すぎてこられない、という方のために、今の箱崎部室を写真に収めました。練習場所等の関係で、活動拠点が六本松部室に移っている事もあり、現在の箱崎部室は非常に雑然としておりますが、変に片付けて撮影するより、ありのままの部室を見てもらうことにしました。(先輩方が使われている時は綺麗だったんでしょうか??)これを見て、青春の1ページを少しでも思い出していただければ幸いです。 (文責:43期 小島 脩平) |
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