2005年九州大学ワンダーフォーゲル部OB会会報

1. 事務局、実行委員のお知らせ

山々の緑も、雨に打たれて色濃くなり、本格的に夏が近づいてきましたが、OB会のみなさまはいかがお過ごしでしょうか。
このたび40期と41期がOB会の実行委員を引き継ぐこととなりました。以下のメンバーで今年一年間の諸行事を行っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

OB会事務局長 糸井 龍一(11期)itoi@mine.kyushu-u.ac.jp
OB会実行委員 大田 剛史(40期)eggmen134@hotmail.com
田上  航(40期)tanoue@agr.kyushu-u.ac.jp
赤崎 小弓(40期)diw_koyu@yahoo.co.jp
長谷川 将(41期)masarumasaru@h9.dion.ne.jp

2. 昨年度行事報告

1)第33回九州大学ワンダーフォーゲル夏季OB合宿(2003年8月5日〜8日)
 参加者:10人(内 学生2人)

<男体山リベンジなるか??>

2004年の夏合宿は去年のOB合宿と同じ栃木県の日光。我々がキャンプを張ったのは、男体山の直下にある菖蒲ヶ浜キャンプ場という場所であり、すぐ横には中禅寺湖が広がる標高1200メートルの避暑地である。OB合宿当日、目的地となる栃木県日光に向かっていざ出発。飛行機に搭乗する際、サバイバルナイフを没収されそうになる憂き目には遭ったものの、無事に目的地にほど近い日光駅に到着した。
ワンゲル顧問の和田先生から、「そこで待ってろ。」との連絡があったのでしばし待つことに。天気もいいので、周辺をぶらぶらしていると、いかにもワンゲラーらしき人を発見。4期生の上田さんである。上田さんと昼飯を食べ、しばし歓談。和田先生等の到着を待っていた。和田先生等は車でこちらに向かっているらしく、それらしい車が来るのを今か今かと待っていた。ところが僕らを迎えに来たのは何とバス。で、運転しているのは幽霊‥‥ではなくて、8期生の崎元さん。全身白で、頭も白。意味も分からず乗車すると、和田先生がにやにやしながら出迎えてくれた。食材と飲み物を購入後、目的地の菖蒲ヶ浜キャンプ場にようやく到着した。
キャンプ場には13期生の斎藤さんが既に到着しており、我々もテントを張り、夕食の準備をすることにした。で、夕食の準備中、何故か炊飯器が登場。崎元さんの便利道具の一つで、ガスコンロをセットするだけで使えるという代物。ちょっと感動。夕食後は、メロンやらワインやら、去年の台風の話やらで盛り上がった。翌日は、誰が言い出したのか男体山ではなく、尾瀬に行くことに。
 翌朝、崎元さんの運転するバスで尾瀬に出発。狙うは百名山「燧ヶ岳」。道中、崎元さんの便利道具の一つGPSにまたまた感動しつつ目的地手前の尾瀬沼まで辿り着いた。昼食はそこで取った。尾瀬沼は、はるか昔、燧ヶ岳の噴火により尾瀬を流れる川がせき止められできたもので、標高1655mの澄みきった湖面は、名峰燧ヶ岳の雄姿を映す鏡のようでした。その大きさは東西2km、南北1.2km、周囲約6km。岸には沼を1周する木道が敷かれ、水辺に咲くミズバショウなど季節の花を楽しみながら、2〜3時間で湖畔めぐりができるようになっていた。我々が尾瀬沼に到着したのはお昼も結構過ぎた頃で、本来ならここで一泊というのがセオリーであったが、尾瀬沼の美しさと、斎藤さんの「もうすぐ、もうすぐ。」の言葉に騙され、山頂を目指すことに。ちなみに斎藤さんの「もうすぐ、もうすぐ。」ほど当てにならないものはない。山頂までの道中は予想以上に厳しく、OB組が徐々に遅れ出した。結局燧ヶ岳の頂にたったのは現役の私一人だった。そのころには山頂には雲がかかり、視界も閉ざされていた。なんだかんだでOB組も山頂直下まで到達していたものの、さすがに時間が気になり下山することにした。しかし最長老の上田さんのペースはカタツムリの歩みに匹敵するほど落ちていた。取り合えず、私だけは尾瀬沼まで先に行くことにした。
尾瀬沼にはきちんとした宿泊施設が整っており、宿泊客たちはおもいおもいの時間を過ごしていた。私は燧ヶ岳の見える場所でしばらくボーッとした後、昼食を取った場所で、OB組を待つことにした。しかし待てども待てども来ない。空が薄ら夕やんできた頃、ようやくOB組が到着した。そこそこの休憩を挟み帰路を急ぐが、本当に帰りは真っ暗闇だった。この日は菖蒲ヶ浜キャンプ場に、他のOBの方ともう一人の現役参加者が来る予定で、心配をかけないためにも連絡をする必要があった。で、崎元さんのザックから出てきたのが衛星電話。パラボラアンテナを衛星のある方角に向け、電話をかけていた。さすがのライブドア社長の堀江さんもこれは「想定内のこと」ではなかったはずである。恐るべし、崎元さん。でようやく下山。菖蒲ヶ浜キャンプ場についたのは22時過ぎだった。
キャンプ場では僕と同期の小路と、9期生の坂口さん一家と13期生の清水さんが僕らを迎えてくれた。そして今日も楽しい夜となった。
翌日は、今年の合宿メインイベント男体山リベンジである。が、和田先生、上田先生は身動き一つできない草履虫のようになっており、崎元さんも遠慮しておくとのこと。結局、昨日到着した清水さん、小路、それから、斎藤さんと私で登ることになった。去年の教訓をいかし、今年は男体山の裏ルートから登るとのこと。道中、天気も良く、山頂で雨に降られたことを除けば最高の登山となった。
合宿は翌日解散となった。今回のOB合宿は天候にも恵まれ、本当に楽しかった。次回のOB合宿にはもっとたくさんの参加者を期待したい。(41期 長谷川 将)

<参加者>(以下敬称略)
上田(4期)、和田(6期)、崎元(8期)、坂口一家(9期)、斉藤(13期)、清水(13期)、小路(41期)、
長谷川(41期)

2)OB会新年会(2005年1月2日 日本浪漫座)
今年の新年会は日程的な都合で(翌日が仕事始めではなかったでしょうか)人数は少なめでした。
といって別に盛り上がりに欠けるわけでもなく、先輩方(僕から言うとかなり年上)の底知れぬおじさん(おばさん)パワーを感じました。数十年後に自分たちの代はここまで集まれるのかなぁ、と思いながら、うらやましく見ていました。それぞれのご健康と、これからのご活躍をお祈りしております。私もがんばります。

                                                 (39期 松本 大志)


3)関東地区活動報告
1.春の関東地区OB合宿
場所: 冨士山麓「富士山こどもの国」
日時: 5/29 (土)、30(日)
参加者: 5名
参加者は5名と少なかったですが、天候にも恵まれ、場所も快適なオートキャンプ場で、それなりに楽しむことができました。

2.納会
 場所: 代々木倶楽部渋谷区代々木3丁目59-9
 日時:11/27 (土)
 参加者: 35名

前年までの恒例の会場であった、半蔵門の「ふくおか会館」からOBの協力で、代々木の新日鉄鰍フ「代々木倶楽部」に変更して、会費を5000円と、従来より、安く設定しました。そのせいか、参加者35名と、この数年来の盛況でした。

2004の関東地区の行事は以上の2つだけです。この2つの行事の共通の問題点は、参加者の世代が1?10期に偏り、11期以降が極端に少ないことです。この件は、納会でも指摘されましたが、あまり良い対策がありませんでした。もう一つ、参加者の増加を期待するためには、九州地区で年2回実施している「歩々会」を見習い関東地区でも旅館泊の行事を開催してみてはとの意見があって、今秋(2005)にテストケースとして、実施してみようとの結論になりました。


4)現役部員
行き先 リーダー 人数
新歓合宿 九重山登山 茅島(42期) 8
夏合宿 北アルプス縦走 茅島(42期) 5
東北地方(自転車) 山口(42期) 3
1年生合宿 阿蘇五岳登山 徳森(44期) 4
秋合宿 大峰山系縦走 茅島(42期) 6
山陽地方(自転車) 山口(42期) 4
春合宿 石鎚山系登山 加藤(43期) 4
対馬縦断(リヤカー) 藤部(43期) 3
番外編 背振山縦走 茅島(42期) 5

昨年度は、新入部員が一人ではありましたが、登山や自転車、昨年誕生したリヤカーも存続し、
幅広い活動を行いました。また、ここ2年行っていた非公式合宿の脊振全山縦走(基山〜十坊山)
に今年も挑戦し、75kmにわたる行程を見事2日間で完走しました。三年目で初めて成功したこと
になります。 



3. 今年度行事案内

1) 第34回夏季OB合宿 (詳細は会報の末尾に紹介するホームページ参照あるいはメールで連
絡致します)

日程:8/6(土)〜8/9(火)の4日間  参加希望の方、詳細が知りたい方は
 場所:新潟県妙高の笹ヶ峰      tanoue@agr.kyushu-u.ac.jp までご連絡ください
2)新年会
日時・場所とも未定です。詳細は11月末ごろご連絡いたします。



4. 平成15年度会計報告

 2004年度決算 (担当 大田)
摘 要 収 入 支 出 残 高
繰り越し 750708
引継ぎ会 28000 722708
夏合宿 150000 572708
新年会 43000 529708
年会費 66000 595708
雑収入 24 595732
郵便局利子 21 595753
66045 221000 595753

【補足】
この他に定期預金が1,500,000円あります。



5. 現役部員紹介

以下文責 第43期主将 小島 脩平(理・3)
 昨年、一昨年と新入部員が少ない年が続きましたが、今年は、勧誘活動に力を入れた成果が
出て、既に6人の新入部員を迎え、部は再び活気を取り戻しつつあります。さて、本年度の夏合
宿の舞台は南アルプスです。一年生の人数に対して上級生が少なく、高校の時からの経験者も
少ないという点が弱点かもしれません。しかし、一年生を含め、完走への意欲は高く、一生懸命
練習に取り組んでいます。自己の限界へ挑戦したい。昨年の悔しさを晴らしたい。日常目にする
ことの無い素晴らしい光景を見たい。各自強い思いを胸に秘め、最も過酷と言われる南アルプス
合宿を成功させて、全員で一回り大きくなって帰ってきます。



6. 今後の連絡方法について

 近年の電子化に伴い、OBへの連絡、及び情報提供をメールとOB会ホームページhttp://www.quwvob.comを通して行うことを考えております。引き続き、郵便での連絡を希望され
るOBは、その旨を事務局(〒816-0964大野城南ヶ丘6-15-6 糸井宛)までご連絡ください。よろ
しくお願いします。

もどる