九大WV部・部員数の変遷
 九大ワンダーフォーゲル部創立50周年記念行事に向けてOB会名簿を整理する中で、この50年の部員数の変遷を整理してみました。グラフ化してみると大きな流れが見えてきました。
 九大ワンダーフォーゲル部は1961年、1期7名によって創設されました。この年、ケネディが大統領に就任、ガガーリンが人類初の宇宙飛行を行い、宇宙競争が始まります。また、ベルリンの壁が築かれ、東西冷戦が始まります。日本は、オリンピック、万博と高度経済成長の時代へと入っていきます。九大ワンゲルの部員数は、2期以降1学年20名以上となり、この状況が約20年続きます。
 この流れが大きく変わるのが1981年21期からです。21期は6名といっきに一桁に下がります。これ以降、23期と32期でかろうじて10名を超えるものの、1学年の部員数が1桁の時代が27年続くことになります。この1981年という年は、世界的にはレーガン政権の成立、中国文化大革命の否定などがありました。日本ではロッキード裁判が佳境を向かえ、福岡には地下鉄が開通します。こうした時代背景が、九大ワンゲルの部員数の変遷に影響を与えているのでしょうか。また、大きな部員数の変遷の流れの原因はどこにあるのでしょうか。部員数だけでクラブの盛衰や活動の優劣を論じることはできません。しかし、九大ワンゲルを語る一つの要因であることも確かです。賢明なるみなさんの分析を期待します。
 そして、今、再び流れが変わろうとしています。48期、49期と二桁になった部員数は、50期22名と約30年ぶりに20名を超えました。
 九大ワンダーフォーゲル部は、次の50年に向けて新たな時代に入ろうとしているようです。

                                                     12期 古沢衆一
各期の部員数(人)
              ※46、47期、48期、49期は現役のHPからの推定値。50期は和田さんより。
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